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花想歌

やがて僕らが土に還る頃に振り返ったら 
山や川や空はあの頃のように話しかけてくれるだろうか…? 

長い髪で濡れたまんまで 見ていた夜空が 
あんなにも近くに見えた  あの頃に帰りたい 

どこからか聞こえたのは  鈴虫の声と浴衣姿のあなたは まるで草の匂いさ 

海の音を星が出るまで聞いてただろう
あなたが流した涙はまるで流れ星

忘れようとしても忘れられない輝いてた笑顔 

まぶたの向こう側に今もいつも残っているんだ  

いつしか僕らは失くした昨日を取り戻せるのかな
大切なものを大切に見ずに大切にできずに

さびしさを感じるうちはまだ華がある 
さびしさにすら気づけなくなった近頃です 

 
あの頃、じじと手をつないで眠った早起きの日 
くわがたを見つけるんだっていって眠れなかったんだ 

忘れてたよそんなささいことが大きなしあわせで 
忘れていたよそんななんでもないことが宝物だったんだ 
 
いつしか僕らは失くした昨日を取り戻せるのかな
大切なものを大切に見ずに大切にできずに

悲しみを感じるうちはまだ夢がある 
悲しみにすら気づけなくなった近頃です

 
やがて僕が土に還る頃に振り返ったら 
山や川や空やあの頃のように笑ってくれるだろうか? 

僕らが人生をかけて追いかけたものもやがて 空の彼方に消えて

やさしい君はまるで花の匂いさ・・・ 
やさしい君はまるであのころのようさ 花の匂いさ・・ 

『花想歌』歌詞2022.jpg